坂戸市社会福祉協議会 後見実施機関設置・運営プロジェクト 第34回
閲覧頂き、ありがとうございます。一般社団法人 全国地域生活支援機構(以下、JLSA【ジルサ】)で広報委員を務め、JLSAサイトで電子福祉マガジンの編集長をしている加藤です。
JLSAでは、公益社団法人 日本財団様(東京都港区 会長 笹川陽平)からのご支援を頂き、平成30年4月より社会福祉法人 坂戸市社会福祉協議会(以下、坂戸市社協)様が法人後見を受任できる体制づくりと後見実施機関の設置・運営に向けたご支援を開始しております。
今回のプロジェクトが、各自治体・地域で行われる後見の取組みにお役に立てればと思い、本プロジェクトの内容をアップしていきます。是非、ご参考頂ければと思います。
今回は、第34回2月19日(10:00~11:30)に行った定例ミーティングの内容をお伝えします。
参加メンバー:
坂戸市社会福祉協議会:土井丸主査、三浦主事、関口様
JLSA:金原、尾川、園部
1.申立事案の状況確認
2.日本財団様への最終報告に向けた実績の確認
3.市民後見勉強会
まずはタスクの確認です。
1.第1号申立事案の状況確認
資料は一通り完成していますが、いくつか確認事項あり、土井丸主査よりいくつか質問を受けた後、本日午後、または明日、さいたま家裁川越支部へ申立を行うことになりました。
2.日本財団様への最終報告に向けた実績の確認
日本財団に対する活動結果の報告結果について、相互に確認を行いました。
社協の内部体制としては、課や係を置いていないことから、明確な業務分掌は行っていない。
規程類は、法人後見事業実施要綱、運営委員会規程、後見支援員に関する要綱の3種類。
業務マニュアルは、初版完了を確認。
後見実施機関設置運営マニュアル(初版)は、JLSAで作成予定。
マッチングについては、行政書士等につないだ事案も2件あることから、6件とカウントする。
埼玉県社協へのヒアリング等を行うこととする。
なお、4月から開始予定の医師の診断書作成にかかるアセスメントシートについては、書面の内容を確認するだけではなく、どういう順序・段取りで作成するのかについても確認していく必要があること(医師には記入できないと思われるため)、4月以降、関係者を集めて説明会を開いた方がよいこと、本プロジェクトの特徴として、上申書の有効な活用が挙げられることを、代表の金原からお伝えしました。
3.市民後見勉強会
一昨年6月に開催した内容から、障害者の後見に関わる内容を盛り込むこととしました。
終了後、個別相談会を実施するが、短時間で済むものは、その場で対応し、長時間になりそうな場合には、別途個別に相談の日時を設けることにしました。
障害者向けのネタでは、リレー後見・複数後見・親の任意後見などがトピックとなります。また、代表の金原から、保佐類型における同意権付与の必要性・有効性(就労支援A型のような場合、保佐人が不適切な労働契約を解約することができるような同意権の付与や、預貯金等の預け入れに関する消費寄託契約を解約することができるような同意権付与など)について情報提供がありました。
また、昨今、キャッシュレス化に伴い、本人がクレジットカードや電子マネーカードの契約を行うことも増えている。交通系カード等は、チャージの上限金額が低いが、クレジットカードの場合は、キャッシングもついており、日常生活の費用の範囲内かどうかの見極めはけっこう難しいとの話になりました。
4.3月の定例の日程
3月は、3/5:13時半、3/13:10時、3/26:13時半の3回の予定とする。申立手続き後のフォロー、日本財団様への最終報告書の内容確認、来年度の活動計画などについて討議を行う。なお、坂戸市への最終報告については、4月の人事異動もあり、5月に入ってからが望ましいとのこと。段取りは社協にて行うことになりました。
次回の日程・議題等
次回は、3/5の13時30分から、福祉センターにて運営委員会を開催予定。主に、来年度の討議を行う予定となりました。
今号は、以上となります。
前号へ
第33回 定例ミーティング(申立事案の状況確認、市民後見勉強会、ファンドレイジングなど)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken33/
次号へ
第35回 定例ミーティング(受任事案のタスクの確認、市民後見勉強会の流れ、来年度の活動計画の方針と内容など)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken35/
第1回からのミーティングの様子は、下記からご覧になれます。
後見実施機関設置・運営プロジェクト 坂戸市社協様編
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkokenall/
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