親に精神疾患・精神障害がある場合 その子どもへの影響を考える

精神障害

はじめに
 日本では、精神疾患・精神障害のある方が増加傾向にあることが確認されています。その事実は結果として、「精神疾患・精神障害のある親に育てられる子どもが増えている可能性があること」も表しています。

 ここでは、親に精神疾患・精神障害のある場合の、「子どもへの影響」に関して、その可能性を検討しつつ、対応の視点などについて見ていきます。

1. 精神疾患・精神障害のある親を持つ子どもが増加
(1) 精神疾患・精神障害のある方に子どもがいる割合

精神疾患・精神障害のある方のうち、お子さんがいる方はどの程度いらっしゃるのか? 諸外国の調査では、「精神疾患・精神障害のある親を持つ子どもの割合」として、次のような結果が得られいるとのこと。

イギリス:5~15歳の子どもの4人に1人
オーストラリア:子どもの23.3%
ドイツ:子どもの13~19%

日本では対応するような全国的な調査は行われていないようです。ただ、2004年に全国の患者会・当事者会が実施した調査で、回答者806人中、女性の27.0%、男性の12.9%に、それぞれ子どもがいたことが報告されています。

(2) 増加傾向にある精神疾患・精神障害のある方・精神疾患・精神障害のある親を持つ子ども

 上記で1つ注意していただきたいのは、「精神疾患・精神障害」という言葉の使い方です。実はこの言葉、文脈次第で異なる意味を持つ言葉なのです。

① 「精神疾患・精神障害」は、その文脈次第で意味するものが異なる

1) 狭義の精神障害と広義の精神障害
発達障害や知的障害などの障害と精神障害とは「それぞれ別のもの」として扱われる場合、「狭義の意味での精神障害」ととらえることになります。「狭義の意味」で用いられる代表例は行政サービスや福祉サービスです。

これらのサービスは、その根拠となっている法律に基づき提供される必要があるのですが、障害ごとに対応する法律が別々に制定されています。つまり、「区別しないと、サービスが提供できない」という構図になっているのです。

これが、「狭義の意味」での「精神障害」という言葉が存在する理由にもなっていると言えます。

一方、医療の視点などの場合では、「広義の意味」での精神障害が使われるのが一般的です。「広義の意味」での精神障害は、発達障害や知的障害も含めるとらえ方です。

2) 精神疾患とは?
 精神障害に大きく2つの言葉の使い方があることが影響してか、「精神疾患」という言葉もさまざまな意味で用いられています。

代表的なものの一つは広義の精神障害や、狭義の精神障害と同じ意味を表すケース。もう一つは、「広義の精神障害=精神障害」とし「狭義の精神障害=精神疾患」ととらえるケース。

さらに、精神疾患を原因とし、その結果としての症状を精神障害ととらえているケースもあるようです。

非常にわかりにくいものではあるのですが、だからこそ、それぞれの文脈で、精神疾患・精神障害という言葉意味する対象範囲を読みとっていくことが必要になる言葉だ、ととらえる必要があると言えます。

【関連記事】
精神障害・精神疾患とは何か? こころの病気
https://jlsa-net.jp/sei/seishin-syogai/

② 精神疾患・精神障害のある親を持つ子どもの増加

「図-精神疾患・精神障害のある方の数」 

1) 精神疾患・精神障害に伴う困難と上手に対峙している方がいらっしゃるという事実
精神疾患・精神障害という言葉が、文脈次第でさまざま意味を持つことを見てきましたが、わざわざこの話題に触れたのは、「では、日本では、精神疾患・精神障害のある方はどの程度いらっしゃるのか」という数字を、正しくとらえていただきたかったからです。

内閣府が発表した「平成30年版障害者白書」によれば、精神障害のある方は、392万4千人(2014年)と推計されているのですが、この人数は、大まかに言えば、「広義の精神障害」から知的障害を除いた数から推計されています。

つまり、たとえば発達障害や認知症の原因となっているアルツハイマー、その他てんかんなど疾患も、その対象に含まれているということなのです。以上の事からいくつかの事実を確認しておく必要があります。

その1つは「ひと言で精神障害のある方の人数」と言ってはいるものの、誤解して解釈されている可能性があるのではないか? という点です。

2つめは、これまた「ひと言で精神障害がある」と言っても、「その症状や程度は、かなり幅広いのではないか」という点です。

すると、「精神疾患・精神障害」と診断された方であっても、その後の治療やご本人・周囲の方々の努力などで、さまざまな困難とうまく対峙しながら社会生活をおくられている方がたくさんいらっしゃることも、容易に想像することができるのではないでしょうか。

2) 増加傾向にある精神疾患・精神障害のある方、そして、その親を持つ子どもの増加の可能性
とは言え実際問題として、精神疾患・精神障害のある方は増加傾向にあります。障害者白書で見た392万4千人という数は、2002年と比較すると130万人の増加。

日本の総人口が1億2千万人程度ですから、3%程度、つまり30人程度のうち一人は、何らかの精神疾患・精神障害があると考えられるわけです。

そして、精神疾患・精神障害のある方が増加すれば、必然的に精神疾患・精神障害のある親を持つ子どもも増えることもまた、容易に想像できるはず。

先に、諸外国では「精神疾患・精神障害のある親を持つ子どもの割合」が2割程度との調査結果があることを確認しましたが、日本も同様だとすれば、クラスの3分の1、つまり、10人程度の児童・生徒の親に、何らかの精神疾患・精神障害がある可能性もあると考えられるのです。

参考:
内閣府
平成30年版 障害者白書 全文(PDF版)
https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h30hakusho/zenbun/index-pdf.html

J-STAGE
精神疾患の親をもつ子どもの困難
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphn/8/1/8_23/_pdf/-char/ja

公益財団法人発達科学研究教育センター
子どもが母親の精神疾患を受容する心理プロセスの検討
http://www.coder.or.jp/hdr/30/HDRVol30.22.pdf

大学病院医療情報ネットワーク
精神疾患をもつ母親と暮らす子どもへの支援
http://square.umin.ac.jp/jarfn/kikanshi/21-1/21_1_2.pdf

こどもぴあ
https://kodomoftf.amebaownd.com/

2. 主な精神障害の特徴から推察される、その子どもへの影響

では、親に精神疾患・精神障害がある場合、その子どもにはどのような影響が考えられるのでしょうか?

(1) 精神障害の遺伝的要因は小さいと考えられている

真っ先に思い当たるのは、「遺伝するのではないか?」という点かもしれません。しかし実際には、親に精神疾患・精神障害があるからといって、その子どもが同じ病気を発症するとは限らないことが明らかになっています。

たとえば、母親が統合失調症の場合、その子どもが同じ統合失調症を発症する割合は10%程度とされています。精神疾患・精神障害のある方が全人口の3%程度であることと比較しても、その影響は限定的ととらえるのが妥当と言えるでしょう。

(2) 主な精神障害の特徴と可能性としての「その子ども」への影響

「図-可能性としての「その子ども」への影響」

では精神疾患・精神障害に伴う症状が、その子どもに与える影響としては、どのようなことが考えられるのでしょうか? それを検討するにあたり、主な精神障害の特徴を確認していきます。

③ 精神障害に見られる特徴例

1) うつ病
うつ病の主な症状は、意欲の低下と思考力の低下です。症状が重くなると、自分に生きる価値がないと思い込み、自殺を考えたりするようになるとも言われています。

このため、育児や家事が手につかなかったり親子の会話が失われたりといったことが、その子どもに影響を与える可能性が考えられるわけです。

2) 躁うつ病(双極性障害)
躁うつ病は、現在では双極性障害と呼ばれています。一般的なうつ病の症状と、それと正反対の躁と呼ばれる症状とがくり返しあらわれる精神障害です。重度化した躁状態とは感情や意欲、思考が著しく高揚した状態で、自制が効かない状態を言います。

結果、他人の意見に耳を貸さなかったり、買い物やギャンブルに大金をつぎ込むような事態を引き起こしたり、暴れまわって暴力にいたったり、といったことが起こる可能性があるとされています。

3) 統合失調症
統合失調症の急性期の代表的な症状には妄想と幻覚があり、その結果、暴力や暴言が見られる場合があるとされています。これは他人に対してだけでなく、ご家族に対しても同様に見られると言われています。

4) パーソナリティ障害
パーソナリティ障害は、その診断基準によれば「その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的パターン」とされています。これをより平たい言葉で表現すれば、「そのパーソナリティのために自ら悩むか、他人を害する」「障害」ということになります。

パーソナリティ障害には、「奇妙で風変り」という特徴が見られるA群、「演技的・感情的で移り気」という特徴があるB群、「不安で内向的」なC群の、大きく3つのパターンがあるとされています。

より細かなタイプとして、他者の誠実さや信頼を不当に疑うタイプ、衝動を制御するのが難しいタイプ、過剰な自己愛を示すタイプ、反社会的な行動を行うタイプ、過度な依存性を示すタイプ、極度の完全性を求めようとするタイプなどがあり、それぞれのタイプで、さまざまな特徴が見られるとされています。

5) 各種の依存症
自分の意志をコントロールできず、依存対象に執着する疾患・障害で、その代表的なものにアルコール依存症などがあります。それを抑止しようと、ご本人に意見するご家族を許せず、暴力で押さえつけようとするなどの行為が見られるとされています。

【関連記事】
うつ病とは?
https://jlsa-net.jp/sei/utsu/

双極性障害(躁うつ病)とは? ~うつ病とは異なる疾患である
https://jlsa-net.jp/sei/soukyokusei-syogai/

統合失調症とは? 広い意味での精神障害
https://jlsa-net.jp/sei/togoushityou/

パーソナリティ障害とは?
https://jlsa-net.jp/ssk-sgs/personality-sg/

依存症 誰もがなり得る依存症の種類
https://jlsa-net.jp/sei/izonsyo/

④ 可能性としての「その子ども」への影響

精神障害の一部について、そこで見られる症状の特徴を見てきました。一部の特徴とはいえ、これらの特徴が、その子どもに与える影響は「あくまで可能性として」ではありますが、複数あることが想像できます。以下は、その可能性の一部ですが、他にもさまざまな影響があることが考えられるでしょう。

1) 経済的な困窮の可能性
まず一つ目は、経済的な困窮により、食事を含めた必要最低限の環境を整備できない可能性です。精神障害の症状の程度が強い場合、十分な収入を得られなかったり、一定程度以上の収入があったとしても、その症状のために子どもを育てることにお金を使えなかったり、といったケースが起こりえると考えられます。

2) 虐待などの可能性
次に考えられるのは、虐待を含めた家庭内の暴力の可能性です。ここで言う暴力とは、手をあげる、あるいは蹴るといった行為以外にも、適切な食事を与えないといったことも含まれます。

また、うつ病などで見られる「自殺への衝動」などは、無理心中などにつながる可能性という意味で、検討すべき虐待の一つととらえる必要があると考えられます。

3) 「自分のせいなのではないか」という自責の念を抱える可能性
心理面への影響としては、「親に精神障害に見られる症状があらわれるのは、自分のせいなのではないか」との思いを持つ可能性が指摘されています。

そのような思考は、何かにつけ「自分が悪いから」と考えるような思考に結びつきやすいとも考えられており、結果、将来に渡って自身の行動を過剰に抑制するなどの傾向が見られる場合があるようです。

4) 引きこもりなどの可能性
精神障害に限らず、親が何らかの病気を抱える状況は必ずしも一般的とは言えません。その一方で、同様の環境にあるご家庭が多くあるのも事実です。ただ子ども自身は、「自分だけが特別な家庭で生活している」と思い、問題を抱え込んでしまうケースもあるとされています。

また、「親が病気で苦しんでいるのに、自分が友だちと遊んだり、楽しみを見つけたりしてはいけない」との思いが芽生えるケースも多いとされています。

結果として、社会との関係を持ちたがらない傾向につながり、それが極端にまでなると、引きこもりなどの形であらわれる可能性がある、と指摘されています。

参考:
厚労省 みんなのメンタルヘルス
地域におけるうつ対策検討会報告書
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5.html#1
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5b2.html
うつ病
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_depressive.html
双極性障害
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_bipolar.html

統合失調症
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_into.html
パーソナリティ障害
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_personality.html
アルコール依存症
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_alcohol.html

厚労省 こころの耳
うつ病
http://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad001/

J-STAGE
精神疾患の親をもつ子どもの困難
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphn/8/1/8_23/_pdf/-char/ja

公益社団法人 日本精神神経学会
野村総一郎先生に「うつ病」を訊く
https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=3
加藤忠史先生に「双極性障害」を訊く
https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=27
林直樹先生に「パーソナリティ障害」を訊く
https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=41

慶応義塾大学 KOMPAS
パーソナリティ障害(人格障害)
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000076.html

日本うつ病学会
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/index.html

一般財団法人 厚生労働統計協会
児童虐待と親のメンタルヘルス問題
https://www.hws-kyokai.or.jp/images/ronbun/all/201009-2.pdf

こどもぴあ
https://kodomoftf.amebaownd.com/

3. ご自身に精神障害がある場合に押さえておきたいこと ~ 支援を得る、ということ

「図-ご自身の、そして、お子さんのためにも」

(1) まずは治療を

最優先すべきは、精神疾患・精神障害の治療に取り組むことです。「子どもへの影響」は、精神疾患・精神障害が原因によるものですから、その原因がなくなれば、さまざまな影響も軽減される可能性があると考えられるからです。

精神疾患・精神障害の治療は、決して楽なものではないとされていますし、また、完全に治るという種類のものでもないと考えられています。一方で、その症状を緩和・軽減したり、また、うまく付き合っていったりすることは十分可能とも言われています。

何よりご自身のために、そして、ご家族のために、治療に取り組むことが、何よりも重要になるわけです。

【関連記事
心・精神の不調時 病院・クリニック選びのポイント
https://jlsa-net.jp/sei/sei-medical_selection/

(2) 必ずしもマイナス面だけではない、という前提

ご自身に精神疾患・精神障害があることは、お子さんにとって必ずしもマイナスの面ばかりではないととらえることも重要と言われています。

実際、「精神疾患・精神障害のある親を持つ子ども」という当事者にあたる方の中で、次のように語られる方もいらっしゃいます。「今では親の<病気>に感謝している部分もあります。親の<病気>のおかげで、今の私がいるからです。」

もちろんこのようにとらえられるようになるまでに、多くのご苦労があったかもしれません。ただ、そうではあっても、「精神疾患・精神障害のある親を持つ人生」を有意義なものにできるお子さんがいらっしゃることも、しっかりと押さえておきたいポイントだと言えるのではないでしょうか。

(3) 支援を得ることの大切さ、と、さまざまな支援機関

とは言え、先にみた「可能性としての影響」があることは否定できない事実です。この事実にいかに対応していくかは、ご自身にとっても、お子さんにとっても、非常に重要な課題と考えられます。

しかし、その一つひとつに、ご自身だけですべて対応するというのは、現実問題として難しい面もあるのではないでしょうか。たとえば、社会の偏見にあたるようなものにいくら抗おうとしても、ご自身だけではどうにもできない面があることもまた、否定しようのない現実だとも思われます。

そのような意味で、「やれることはやった上で」が前提ではありますが、「必要な支援を得る」、「協力しつつ、同時に協力してもらえる体制づくり」は欠かせないことだと考えられるわけです。

ただそれには、自らが支援を要請することが必要です。そのための「相談先」にあたるのが、各種の支援機関です。

具体的な支援機関としては、以下のようなものがあります。

① 行政機関

行政面、福祉面での支援を得るための窓口として、以下のような機関があります。特に児童相談所は、ご自身が入院したりするようなケース、虐待などが見られるケースでは、お子さんを一時保護する役割も担っています。

1) 保健所・保健センター
2) 精神保健福祉センター
3) いのちの電話
4) 各市町村の窓口
5) 地域活動支援センター・相談支援事業所
6) 児童相談所

② 家族会

全国に数多くの家族会があります。当事者として日頃の悩みなどを共有したり、具体的な対応方法のヒントを得られたりといった面があります。

ただ参加される方は、「子どもが精神疾患・精神障害のある方々」であったり、「ご兄弟や配偶者が精神疾患・精神障害のある方々」であったりする場合が多く、「親に精神疾患・精神障害のある子ども」の立場の方は少ないのが課題とも指摘されているようです。

③ 精神疾患・精神障害のある親をもつ子どもの会「こどもぴあ」

精神疾患・精神障害のある親に育てられた方々が、互いに語り、支え合う場として、「精神疾患の親をもつ子どもの会(愛称・こどもぴあ)」が、2018年発足し、話題になっています。同組織は、「参加される方々が、抑え付けていた自分を取り戻し、元気になっていく」ことを目的にした活動をされています。

④ その他の支援の在り方として ~ さまざまな公的・民間の制度

上記のような相談先、申請先としての各機関の他にも、精神疾患・精神障害のある方やそのご家族を支えるさまざまな制度が存在します。その代表例は障害者手帳や障害年金といった公的な制度です。

他にも、法律面や生活面で保護したり支援したりする制度である成年後見制度や、何らかのトラブルを起こしてしまったときを想定して、そのトラブルの解決を支援するような民間の保険なども、精神疾患・精神障害のある親とその子どもを支援する制度の一つとして、とらえることができるのではないでしょうか。

【関連記事】
成年後見制度 精神障害や知的障害、認知症など判断能力が不十分な方を保護・支援する
https://jlsa-net.jp/sks/seinenkouken/

障害者保険(わたしのお守り総合補償制度)
https://jlsa-net.jp/hc-member/

参考:
厚労省 みんなのメンタルヘルス
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/

J-STAGE
精神疾患の親をもつ子どもの困難
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphn/8/1/8_23/_pdf/-char/ja

公益財団法人発達科学研究教育センター
子どもが母親の精神疾患を受容する心理プロセスの検討
http://www.coder.or.jp/hdr/30/HDRVol30.22.pdf

大学病院医療情報ネットワーク
精神疾患をもつ母親と暮らす子どもへの支援
http://square.umin.ac.jp/jarfn/kikanshi/21-1/21_1_2.pdf

一般財団法人 厚生労働統計協会
児童虐待と親のメンタルヘルス問題
https://www.hws-kyokai.or.jp/images/ronbun/all/201009-2.pdf

こどもぴあ
https://kodomoftf.amebaownd.com/

最後に

精神疾患・精神障害のある方は、10年前に比較し100万人近く増加し、392万4千人と推計されていますが、その数が増えれば増えるほど、「精神疾患・精神障害のある親を持つ子ども」も増えている可能性があることを容易に想像できるのではないでしょうか。

日本ではその実数を把握するような全国規模の調査は行われていないようですが、欧米では2割程度とする調査結果もあります。

親に精神疾患・精神障害があったとしても、そのお子さんに、何らか特別な影響が出るとは限りません。その一方で、一部の精神疾患・精神障害の特徴から推測するだけでも、経済的な困窮、虐待、心理的な負担、引きこもり等々につながっている可能性を否定できない面もあります。

このようなお子さんへの影響を抑制するために、精神疾患・精神障害のあるご本人である親にできることがあります。それは何よりも、ご自身の疾患・障害の治療に取り組むことです。その上で、周囲の方々から、また、さまざまな制度による支援を得ることが大切になると言えるのではないでしょうか。

特に、成年後見制度や民間の保険の利用といったものは、ご本人だけでは難しい面もあるかもしれませんが、周囲の方々のサポートを得つつ、進める意思を持つことも大切になると言えるでしょう。

なお、この記事に関連するおススメのサイトは下記の通りとなります。参考までご確認ください。

参考:
内閣府
平成30年版 障害者白書 全文(PDF版)
https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h30hakusho/zenbun/index-pdf.html

厚労省 みんなのメンタルヘルス
地域におけるうつ対策検討会報告書
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5.html#1
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-5b2.html
うつ病
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_depressive.html
双極性障害
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_bipolar.html
双極性障害
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_bipolar.html
統合失調症
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_into.html
パーソナリティ障害
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_personality.html
アルコール依存症
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_alcohol.html

厚労省 こころの耳
うつ病
http://kokoro.mhlw.go.jp/about-depression/ad001/

J-STAGE
精神疾患の親をもつ子どもの困難
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphn/8/1/8_23/_pdf/-char/ja

公益財団法人発達科学研究教育センター
子どもが母親の精神疾患を受容する心理プロセスの検討
http://www.coder.or.jp/hdr/30/HDRVol30.22.pdf

公益社団法人 日本精神神経学会
野村総一郎先生に「うつ病」を訊く
https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=3
林直樹先生に「パーソナリティ障害」を訊く
https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=41
加藤忠史先生に「双極性障害」を訊く
https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/index.php?content_id=27

大学病院医療情報ネットワーク
精神疾患をもつ母親と暮らす子どもへの支援
http://square.umin.ac.jp/jarfn/kikanshi/21-1/21_1_2.pdf

慶応義塾大学 KOMPAS
パーソナリティ障害(人格障害)
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000076.html

日本うつ病学会
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/index.html

一般財団法人 厚生労働統計協会
児童虐待と親のメンタルヘルス問題
https://www.hws-kyokai.or.jp/images/ronbun/all/201009-2.pdf

こどもぴあ
https://kodomoftf.amebaownd.com/

金森 保智

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全国地域生活支援機構が発行する電子福祉マガジンの記者として活動。 知的読書サロンを運営。https://chitekidokusalo.jimdo.com/

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加藤 雅士

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電子福祉マガジンの編集長。一般社団法人 全国地域生活支援機構にて広報委員を担当する。現在、株式会社グリットの代表取締役会長としても活動を行っている。

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