坂戸市社会福祉協議会　後見実施機関運営プロジェクト　第14回

2020.08.24

成年後見制度

閲覧頂き、ありがとうございます。一般社団法人　全国地域生活支援機構（以下、JLSA【ジルサ】）広報委員の加藤です。JLSAでは、2018年4月より、坂戸市社会福祉協議会様が後見実施機関設立に向けたご支援を開始し、その後、法人後見を受任できる後見実施機関設立に向けた支援を行い、実際に法人後見を受任することになりました。

2019年4月からは、法人後見受任後の運用支援を開始しております。
今回のプロジェクトの内容が、各自治体・地域で行われる後見の取組みにお役に立てればと思い、本プロジェクトの内容をアップしていく予定です。是非、ご参考頂ければと思います。

ただし、プロジェクトの内容において、被後見人の方の個人情報に関することなど、機微な情報に関しては、公開は控えることとなります。あらかじめ、ご了承ください。

法人後見受任後の運用サポート第14回は、2020年2月18日に行った定例ミーティングの内容をお伝えします。

１．日時・場所
２０２０年２月１８日（火）　１０時００分～１１時２０分
坂戸市福祉センター

２．出席者
坂戸市社会福祉協議会：土井丸主査、三浦主事、窪田主事補
ＪＬＳＡ：尾川（文責）

３．発言要旨と討議結果（肩書・敬称略）
１）受任事案・候補事案について
　　２）市民後見フォーラムについて
　　３）最終報告について
　　４）法人後見マニュアルについて
　　５）その他

法人後見を行う企業、施設、団体様が成年後見業務遂行上で発生する賠償リスクからお守りする保険（保険代理店：株式会社グリット）

１）受任事案・候補事案について

個別事案は、秘匿性及び特殊性が非常に高いため、個別内容は伏せ、共有できる情報や対応状況をお知らせします。

【対応】　ご本人に借金があった場合の対応について
⇒本人に債務がある認識はあり、返済意思もあるならば、厚生年金給付月に数万円ずつを返済していくといった方法も検討する。その際は、口約束にせず、正式に書面のやり取りを交わすかどうかを含め、弁護士と相談した方がよいのではないかとアドバイスを行いました。

２）市民後見フォーラムについて

１／１３に実施された市民後見フォーラムでは、最終的な参加者数は８７名が参加されました。別紙のアンケート結果・フリーコメントを見ながら、振り返りを行いました。告知については、社協便りが年３回しかないため、開催時期については、もう少し計画的な動きが必要であったことが反省点となりました。講談による普及啓発の手法が有効であったことを含め、参加者の満足度は極めて高かったこと、相談窓口の周知ができたこと、来年度の市民後見人養成研修希望者が２２名に上ったことなどは、大きな収穫と言えると思われます。

３）最終報告について

別紙の概要シートに沿って、内容を説明し、相互に認識を確認しました。次年度以降の課題として、この他に、障害者支援関係についての取組みが挙げられます。これまでの社協の知見では、親などを含め、支援者は後見の利用に積極的だが、本人が後見の利用に尻込みする様子とのこと。基幹センターからは、小規模な勉強会等を頻繁に開催していきたいという意向があるため、積極的に協力していくこと等を検討しました。