坂戸市社会福祉協議会 後見実施機関設置・運営プロジェクト 第24号

成年後見制度

閲覧頂き、ありがとうございます。一般社団法人 全国地域生活支援機構(以下、JLSA【ジルサ】)で広報委員を務め、JLSAサイトで電子福祉マガジンの編集長をしている加藤です。

JLSAでは、公益社団法人 日本財団様(東京都港区 会長 笹川陽平)からのご支援を頂き、本年(平成30年)4月より社会福祉法人 坂戸市社会福祉協議会(以下、坂戸市社協)様が法人後見を受任できる体制づくりと後見実施機関の設置・運営に向けたご支援を開始しております。

今回のプロジェクトが、各自治体・地域で行われる後見の取組みにお役に立てればと思い、本プロジェクトの内容をアップしていきます。是非、ご参考頂ければと思います。

今回は、第24回11月13日(10:00~12:00)に行った定例ミーティングの内容をお伝えします。

では、今回の記事の内容です。
定例会
1.裁判所面談への対応上の留意点
2.マニュアル等の整備へのアドバイス
3.申立準備中の事案の状況確認
4.今後の予定
5.その他

参加メンバー
坂戸市社会福祉協議会:谷津様、土井丸様、三浦様、関口様
JLSA:金原、尾川、園部

では、定例ミーティングの内容をお伝えします。
はじめに、本日のタスクの確認です。

1.裁判所面談への対応上の留意点
JLSA代表の金原より、家庭裁判所(以下、家裁)との面談の件で、気を付けるべきポイントについて報告を致しました。

・家裁の面談は、申立を行ってから、1週間くらいすると連絡が来ること。
・調査官または参与が面談をすること。
・昨今面談時には、チェックリストを用意して面談に臨んでいること。

また、法人後見の場合は、後見推進体制全般にかかる事項(意思決定機関のあり方や、意思決定の流れ、後見事務費の用意、支援員への給与、報酬付与希望の有無、受任経験等)について質問されることを説明しました。

また、個々の項目についての留意点を説明した後、坂戸市社協様からの質疑応答を行いました。

社協様からは、法人の代表は会長ということになるが、会長の面談の要否、家裁のQ&Aの順守、領収証の保管、登記事項証明書の費用負担、居住用不動産の処分の意義などについて、質疑応答を行いました。

2.マニュアル等の整備へのアドバイス
代表の金原より、面談時の留意点に加え、金融機関取引、郵便物・留守宅の管理、医療同意、死後事務・推定相続人調査などについて、マニュアルの整備における留意点をアドバイス致しました。

医療同意では、現状では後見人に同意権限がないことを説明したうえで、「担当の医師から、治療等の内容、メリット・デメリットについて説明を聞いた」との文言を入れた書面に署名することで実務対応するのが一般的であるとの説明を行いました。

また、定期報告は自主報告に切り替わったため、期日管理には注意すること(忘れていると、予告なしに解任通知となる)、本人の誕生日月によっては定期報告まで1カ月となる場合もあるが、当月以降の場合は、かなり短くても提出を求められる可能性があること、1年間よりも短い場合には、早めに報告を行っても問題ないことなどの説明を行いました。
合わせて、社協様の担当者は、特別の資格がなくても問題ないことを確認しました。

3.申立準備中の事案の状況確認
ケース会議で、親族申立等の事案において、書類が所定の期日に届かない場合は、督促とともに、必要な記載箇所等について確認を行うこととしました。

次に、個別相談先の事案の中で、親族がいることから、市から首長申立を拒絶されているが、急を要するケースがあることから、12月のケース会議に付議していきたい旨の提案がありました。

最後に、ケース会議において、個々の後見事案については、都度、その後の状況を随時確認していくこととなりました。

4.今後の予定 
次回の定例ミーティングでは、後見支援員の方に参加いただき、本プロジェクトの説明を行うとともに、活動に関する質疑応答などを行うことにしました。

11月の運営委員会は、受任者調整会議に充当し、12月の運営委員会で個別事案の討議を行うことになりました。

5.その他
障害者ニーズ調査については、代替手段として、市民後見勉強会の枠を活用して、障害者の後見に触れる形で、希望者に個別相談会を設けることにしました。

代表の金原から、すでに親が障害の子の後見人になっているケースについて説明致しました。このようなケースの場合、
・社協様が後見人として追加選任してもらうこと
・並走して後見事務にあたるなどの提案は有効であること
また、障害の子の後見人をつけていないようなケースでは、
・親の任意後見を提案し、子の後見申立に関する代理権付与を目録に記載するなどの提案が有効であること
などのアドバイスを行いました。

親族後見支援は、大田区で親族後見人向け勉強会の開催情報を報告しました。代表の金原から、誤解を解くようなことにつながるなら有効だが、とかく親族の相談者は、自分に都合の良い質問をする傾向があるため、うかつに答えられないことも多い。一般的な回答に終始せざるを得ないことも多い旨のアドバイスを行いました。

次回の日程・議題等
次回は、11月20日10時から、福祉センターにて実施することになりました。後見支援員の方にご参加いただき、これまでの活動内容について説明を行い、質疑応答や留意点についてのアドバイスを行う予定です。

今号は以上となります。

皆さんからのご意見・ご質問も合わせてお待ちしております!

プロジェクトキックオフをご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/interview/sakado-hkokenpj1/

第1回のミーティング(プロジェクト概要とニーズ調査)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/interview/skd-hkoken1/

第2回のミーティング(ニーズ調査説明会への準備)をご覧になりたい方はこちらから
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第3回のミーティング(ニーズ調査説明会の最終確認と体制整備)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken3/

第4回のミーティング(ニーズ調査説明会の実施と振り返りミーティング)をご覧になりたい方はこちらから
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第5回のミーティング(ヒアリングシートの回答内容確認と体制整備と規程の方向性の確認)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken5/

第6回のミーティング(ヒアリングシートの回答内容確認と体制整備と規程づくり)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken6/

第7回のミーティング(ヒアリングシートの回答内容確認と個別相談の状況、体制整備と規程づくり)をご覧になりたい方はこちらから
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第8回のミーティング(ヒアリングシートの回収状況と個別相談先の対応、受任体制の整備、事業収支計画書の策定)をご覧になりたい方はこちらから
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第9回のミーティング(ヒアリングシートの集計分析結果、ニーズ調査報告書、ケアマネージャー様向け普及啓発、事業計画の策定等)をご覧になりたい方はこちらから
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第10回のミーティング(品川区社会福祉協議会様のケース会議の振り返り、ケース会議にあげる事案、後見事業の運営資金等)をご覧になりたい方はこちらから
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第11回のミーティング(個別相談の振り返り、ニーズ調査の中間報告、ケース会議の在り方、受任計画等)をご覧になりたい方はこちらから
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第12回のミーティング(成年後見制度利用促進専門家会議の状況報告、ニーズ調査報告書、個別相談の状況報告、死後事務委任サービスの検討、ケース会議の在り方等)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken12/

第13回のミーティング(ニーズ調査報告書、家裁訪問、ケース会議の在り方、個別事案の申立準備、事業計画、坂戸市への報告等)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken13/

第14回のミーティング(家庭裁判所訪問、ケース会議の在り方・個別事案の申立準備、事業計画について等)をご覧になりたい方はこちらから
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第15回のミーティング(ケアマネージャー様に向けた、相談シート記入の仕方、申立の準備、家庭裁判所向け提出資料、ケース会議及び運営委員会の運営、坂戸市への報告についてなど)をご覧になりたい方はこちらから
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第16回のミーティング(活動状況・後見ニーズ調査結果の報告、ケース会議への準備など)をご覧になりたい方はこちらから
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第17・18回のミーティング(ケース会議の定義と役割、後見支援方針書ひな形案、後見実施機関マニュアル目次案、障害者ニーズ調査など)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken17-18/

第19・20回のミーティング(ケース会議の定義と役割、後見支援方針書ひな形案、後見実施機関マニュアル目次案、障害者ニーズ調査など)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken19-20/

第21回のミーティング(個別事案の支援方針の検討、規程類の整備について・個人情報保護に関する市との連携など)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken21/

第22回のミーティング(法人後見等運営委員会の議事進行と現状の報告、法人後見等運営委員からの質疑応答など)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken22/

第23回のミーティング(法人後見等運営委員会の議事進行と現状の報告、法人後見等運営委員からの質疑応答など)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken23/

第25回のミーティング(家裁面談における想定質問について、後見支援員との意見交換、申立準備中の事案の状況確認、障害者後見ニーズ調査など)をご覧になりたい方はこちらから
https://jlsa-net.jp/sks/skd-hkoken25/

加藤 雅士

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電子福祉マガジンの編集長。一般社団法人 全国地域生活支援機構にて広報委員を担当する。現在、株式会社グリットの代表取締役会長としても活動を行っている。

プロフィール

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